その他
関節痛
関節痛は様々な原因により発生し、整形外科的なアプローチだけでなく、背後に潜む内科的な疾患も考慮が必要です。関節炎、軟骨の損傷、外傷は整形外科的な原因であり、炎症や変形を引き起こします。一方で、膠原病などの内科疾患も関節痛の原因となり得ます。関節の炎症性な変化や全身症状が見られる場合、リウマチや全身性エリテマトーデスなどの膠原病が考えられます。症状の評価、身体検査、血液検査、を通じて診断が行い、早期の診断と病因に基づいた総合的な治療が関節痛の管理に重要です。
骨粗鬆症
骨粗しょう症は、骨密度が低下し、骨の組織が脆弱になる骨代謝の異常な状態です。主に女性に多く見られ、更年期以降に発症することが一般的です。原因は主に女性ホルモンの減少や加齢による骨の吸収能力の低下です。骨折のリスクが高まり、特に脊椎や大腿骨の骨折が起こりやすいです。当院には検査機器がありませんので診断は治療にはカルシウムとビタミンDの補給、適切な運動、骨粗しょう症治療薬の使用が含まれます。早期の診断と適切なケアが骨粗しょう症の進行を遅らせ、骨折の予防につながります。